2014年2月20日木曜日

ご満職を祝う会 with すてきな仲間

2月15日(土)ライフォート札幌にて、札幌市造形教育連盟のご満職を祝う会が開かれました。

  今年は、稲實順先生(旭小学校)、
 
  越智千鶴先生(札苗中学校)、
 
 高向修子先生(藤女子中学高等学校)、
 
 塚野昭臣先生(向陵中学校)、
 
 益村豊先生(資生館小学校)(ご欠席)、

 六本木祐司先生(山鼻中学校)、
 
以上6名の方のご満職をお祝いしました。
 
 ご満職を迎える先生方の話を聞いていますと、その溢れるエネルギーに刺激を受けます。
 「連盟にお世話になった」「連盟があったからここまでこれた」「連盟で積み重ねた経験が自信となった」と、「さつぞう」での出会い・学びが先生方を、そして、子どもたちの学びを変えていったことかと思います。
 
 お祝いのメッセージとして、大大先輩方からのお祝いのお言葉もいただきました。
 

 
 
 (ささやかながら、エールを贈らせていただきました。)
 
 大先輩たちから学んだことを、さらに次へと進め、造形教育を通して子どもたちの笑顔と、力を引き出していきたいと改めて感じました。
 

 末永いご多幸をお祈りいたします。

2014年2月17日月曜日

平成25年度 ウィンタージャンプ in 星置東小学校 @4年3組のみなさんと佐藤先生!

 2月10日(月)星置東小学校にて、ウィンタージャンプ(授業公開)が行われました。

 天候はまずまずの曇り、気温も-2℃ということで「にょき棒」を材料にした「おいでよ!アイスの森」の授業となりました。


 前時は、何本かのにょき棒を並べたり、積んだりしたところでストップ。本時は、さらにすてきにパーゴラを変身させるところからスタート!授業のはじめの佐藤先生の話を聞くスキーウェアに身を包んだ子どもたちは、「まだかまだか」と活動したいエネルギーに満ち溢れていました。



 
 にょき棒を選ぶ子どもたちからは
「もっと薄いピンク!」
「この青じゃないんだよなぁ」
と、自分のイメージした色を選び取る姿が見られました。

 活動の中では、ピンク色のにょき棒にしぼってパーゴラの支柱を飾る子どもの姿や、

はじめは、すべり台をつくっていたけれど、途中から青色や紫色のにょき棒を何本も持ってきては踏み潰してシャーベット状にしたものをすべり台の上から流し、「滝」を表現する子どもの姿、

友達とつくりあっていく中で、どんどんとイメージが膨らんだり、変わったりしながら表現していく子どもの姿、

木の周りを寒色のにょき棒で囲み、神秘的な雰囲気をつくりだす子どもの姿などなど…


 にょき棒という材料と、パーゴラという場所をもとに、子どもたちのイメージが、様々な形と色で表されたすてきな空間へと変わっていきました。




授業後の研究討議では
「自分が好きな色を選び取ったり、場所を作り変えていく中で、子どもの好きが輝く姿が見られたのではないか」
『「いいこと考えた!」「もっと○○したい!」という造形的実験精神の高揚が見られた』
「子どもの活動を十分に引き出すための環境の設定がよかったのではないか」
などの意見がだされました。







授業を参観された岡田京子先生からも
「材料置き場の設定のよさや、授業の中だけではない佐藤先生の普段からの連続的な指導がうまくいかされていたのではないか」
とのお言葉をいただきました。


最後に、すてきな授業を見せていただいた星置東小学校4年3組のみなさん、そして佐藤先生、本当にありがとうございました!!!!!








2014年2月16日日曜日

札幌へようこそ!岡田京子先生!!

 2月9日(日)北海道教育大学サテライトにて、岡田京子先生(文部科学省教科調査官)を講師にお呼びして講演会
「子どもから何を受け取るか ~造形教育と子ども観~ 」
が開かれました。
 

 
 
 子どもたちの活動や作品から、
「子どもって、色々考えられるんだろうな」
という気づきが生まれ、そこを教師が認めていくことで子どもが図工を好きになっていく、そんな実践がもとめられています。
 
 授業をみる際の視点についてもお話しされました。
子どもの姿を通して、教師を見る。」
子どもの姿を引き出している教師のかかわりは、授業場面だけではなく、
学級経営や、題材研究、環境設定など、様々な視点からみることができます。

 
 
「子どもの学びは、学校だけではない」
子どもは日々の生活の中で、様々な場所を「学びの場」として過ごしています。
そこで、培った技能などをつかって表現したり、鑑賞したりします。
 講演の中ほどにはテーマである「子どもから何を受け取るか」をもとに、
実際に子どもが描いた作品から、どんなことが受け取られるのかを5~6人で語り、みんなで考えを出し合いました。



 子どもの想いや、描き方、発想や構想、生活経験などから、描いていく中で思いついていく、そんな子どもの姿を見つけていきました。
 日々の実践の中での教師のかかわりで大切なポイントについても、教えていただきました。
「子どもが手を止め、じぃっと考えている(悩んでいる)とき私たち教師は、
子どもが行き詰っているか、考え込んでいるのかを適切に判断しなければならない。」
 ついつい声掛けをしたくなる場面でも、子どもは一生懸命考えているのかもしれない、そこは、じっとこらえて子どもの気づきが生まれるのを待つ姿勢が大切だそうです。 
 それは、担任にしか判断できないことなので、いかに普段から子どもに寄り添っているかが大切になりますね。
 
 
 
 子どもの学びとは「つくり つくりかえ つくる」を絶えず繰り返しながら、
自分がつくったものに、価値を見出している。それらを教師が、また、周りの友達が認めていくことで、子どもの中に「つくりだす喜び」が生まれていきます。
 
 あっという間に時間が流れてしまい、まだまだ聞きたいことも山ほどあったのですが、本日はここまでということで、最後は札幌市造形教育連盟会長の阿部先生の「今日の講演で学んだことを、明日からの実践に生かしていきましょう!」という言葉で講演会を終えました。

 
 岡田京子先生、たくさんのすてきな子どもの姿や、教師のかかわりなどを語っていただき、本当にありがとうございました!!
 
 
 

2014年2月3日月曜日

積もる度 期待膨らむ 冬の空 in 星置東小

 1月も終わりを迎える28日(火)星置東小学校で第17回目研究部会が開かれました。本日のお題は「岡田京子先生の講演会にむけて」「ウィンタージャンプにむけて」「旭川大会の札幌ブースのネタ出し」の3つです。

 人数がそろうまでに、ウィンタージャンプの運営について「ちょろ」っと話をつめ、ぽちぽちみなさんが集まり始めたので、岡田京子先生の講演会に向けて話し合いました。
参加人数が40名近くに!!まだまだ日もあるので、さらに増える予感も!?

体調がすぐれない中、部会に駆けつけた市川先生(左端)、どうかお大事に!!

 続いて、旭川大会の札幌ブースについて話し合いました。「造形ざんまい 札幌店」と名前を決め、素材の魅力と、その生かし方を来ていただいた方に体験していただいたり、感じていただけたりするブースづくりを行っていくことになりました。
 

 そして、本日のメインディッシュとなるウィンタージャンプの授業検討です!
 
言葉を精選し、見やすい指導案に!
 

 2週連続で日曜日に行った授業づくりをもとにして、2本の授業について話し合いました。

 まずは、アイスの「にょき棒」を使った「にょきにょきワールド」改め「おいでよ!アイスの森」
まずは、仕込みとして色水をペットボトルでつくっていく活動を始めた佐藤先生。色の美しさに感動した子どもの中から「これ、凍らせたらきれいじゃない?」との声が!佐藤先生も「ほっこり」の子どものつぶやきが!!「じゃあ、凍らせてみようか?」と…、ここまでが今の子どもたちの活動とのことです。そんな子どもたちの想いを存分に広げるための教師のかかわりとはいかに?

 





 先日の授業づくりの様子を流しながら、「にょき棒」の魅力や、外での活動の面白さ・寒さを語りました。
 
 
 
 
 
 
 さらに荒天用の題材「うつして かんじて」では、「おいでよ!アイスの森」でも使う色水をスライムにして、それをOHPの上に広げることで色と光の美しさを感じながら、想いを広げていきます。
 隣のクラスで授業をさせていただいたところ、子どもたちは色水そのものの美しさと、スライムの粘性を利用した色の混ぜ方、組み合わせ方に目を輝かせながら活動していたそうです。 


 
 暗がりの教室の中、OHPの明かりの中で活動するのですが、一旦教室の明かりをつけるとそこには…、言い表しようのない世界が広がっていたそうです。
 
 
 
 
 
 どちらの授業も佐藤先生の想いが、そして、子どもたちの輝きがぎっしりとつまったすてきな授業になりそうです!